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2026年10月24日 最高裁判所 経済ニュース(日本・世界)

破産の申立て、40都道府県で前年より増加 人口10万人あたりは大阪・宮崎・北海道が多い(2025年)お金が返せなくなって裁判所に申し立てた件数、ほとんどの都道府県で前の年より増えた

最高裁判所の令和7年(2025年)司法統計年報によると、全国の地方裁判所が新たに受け付けた破産事件(自然人・法人の合計)は9万2,059件で、前年の8万5,115件から8.2%増えました。都道府県別(地方裁判所別。北海道は4地裁の合計)にみると、47都道府県のうち40で前年より増え、人口10万人あたりでは大阪府99.3件、宮崎県98.5件、北海道97.8件の順に多くなっています(全国は73.0件)。

人口10万人あたりの破産新受件数(2025年・自然人と法人の合計)
大阪99.3件
宮崎98.5件
北海道97.8件
宮城94.1件
福岡91.2件
全国平均73件

要点

  • 件数が最も多いのは東京都(1万1,941件)で、大阪府(8,775件)、神奈川県(6,301件)、北海道(5,112件)、愛知県(4,831件)が続く。人口の多い都道府県が上位に並ぶ
  • 人口10万人あたりでみると、大阪府99.3件、宮崎県98.5件、北海道97.8件、宮城県94.1件、福岡県91.2件の順。少ないのは富山県(43.2件)、石川県(44.3件)、岐阜県(52.6件)
  • 前年比の増加率が大きいのは鹿児島県(+20.3%)、新潟県(+18.9%)、長野県(+18.6%)、和歌山県(+18.3%)、宮城県(+14.2%)。47都道府県のうち40が前年より増え、7が減った
  • 減少が目立つのは長崎県(−7.2%)、山口県(−5.6%)、滋賀県(−5.3%)、石川県(−4.4%)、島根県(−3.3%)
  • 地方裁判所別の表では、自然人(個人)と法人の内訳は示されていない。全国の内訳(自然人8万3,255件・法人等8,804件)は別の表に載っている
対象:複数の地域に取引先や店舗・拠点を持つ経営者・会計担当者、与信管理や債権回収に関わる実務家

実務での対応

  • 取引先の所在地の傾向も、与信の見直しの目安のひとつとして把握しておく(件数は人口の多さにも左右されるため、人口あたりの値と合わせて見る)
  • 債権の回収が難しくなりそうな取引先がある場合は、早めに専門家(弁護士・税理士等)へ相談する
注意:件数は地方裁判所が新たに受け付けた破産事件(自然人・法人の合計)で、実際に破産と判断された件数ではありません。地方裁判所の管轄区域と都道府県は北海道を除き1対1で対応させています(北海道は札幌・函館・旭川・釧路の合計)。人口10万人あたりの値は、令和2年国勢調査(2020年)の人口で2025年・2024年の件数を割った目安で、年ごとの人口の変化は反映していません。地域差の理由(景気・産業・生活習慣など)は統計だけでは分かりません。詳細は公表元をご確認ください。

借りたお金が返せなくなったときに裁判所へ申し立てる「破産」。2025年は全国で9万2,059件、47都道府県のうち40で前の年より増えました。人口に対する多さで見ると、大阪府・宮崎県・北海道が多くなっています。

件数の多い5つの地域(2024年と2025年)
2024年2025年
東京都11,184件11,941件
大阪府8,099件8,775件
神奈川県5,798件6,301件
北海道4,642件5,112件
愛知県4,483件4,831件

ポイント

  • 件数がいちばん多いのは東京都で1万1,941件。人が多く住んでいるところは、件数も多くなりやすいです
  • 人口10万人(小さな町の人数くらい)あたりで比べると、大阪府が99.3件で最も多く、宮崎県、北海道が続きます
  • 全国の平均は10万人あたり73.0件。富山県は43.2件で、全国でいちばん少ない水準です
たとえば:クラスの人数がちがう学校を比べるときは、「何人」より「100人あたり何人」で比べるとわかりやすいですよね。それと同じで、人口がちがう県を比べるときは「10万人あたり」で見ます。

ことばの意味

破産
借りたお金などが返せなくなったとき、裁判所に申し立てて、返せない分の整理をしてもらう手続き
10万人あたり
人口のちがう地域を比べやすくするために、人口10万人に直したときの件数

経済ニュースは公表された統計・見通しの紹介であり、投資の勧誘や売買の助言ではありません。数値は公表時点のもので、改定されることがあります。

この記事は官公庁の公表資料を要約・解説したもので、個別の事案への助言ではありません。制度は改正されることがあるため、実際の手続きや判断は必ず公表元の最新の資料や、税理士・社会保険労務士などの専門家にご確認ください。

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