OECD経済見通し(2025年12月): 世界成長は3.2%から2.9%へ減速世界の景気、来年は少しゆっくりになる予想(OECD)
OECDは2025年12月2日、最新の経済見通しを公表しました。世界経済は今年底堅く推移したものの潜在的な脆弱性が残るとして、世界の成長率が2025年の3.2%から2026年に2.9%へ減速し、2027年に3.1%へ持ち直すと予測しています。G20の物価上昇率は今年の3.4%から2026年に2.9%、2027年に2.5%へ落ち着く見通しです。
要点
- 世界の成長率の見通しは、2025年3.2%、2026年2.9%、2027年3.1%
- 米国は2025年2.0%、2026年1.7%、2027年1.9%。ユーロ圏は1.3%、1.2%、1.4%。中国は5.0%、4.4%、4.3%
- G20の年間の物価上昇率は2026年2.9%、2027年2.5%に低下し、2027年半ばまでに主要国の大半で目標水準に戻る見通し
- リスクとして貿易障壁のさらなる引き上げを指摘。成長の下振れ、AI投資の収益の想定割れ、物価の上振れが重なると、金融市場で資産価格が広く見直される可能性がある
実務での対応
- 主な取引先・仕入先の所在国について、成長率と物価の見通しを確かめる
- 金利や為替の前提を置くときは、発行元が最新の見通しに更新していないかを確認する
OECDという国際機関が、世界の景気の見通しを発表しました。世界全体の成長は、今年の3.2%から来年は2.9%と少しゆっくりになり、再来年は3.1%に戻ると予想されています。物価の上がり方も、だんだん落ち着いていく見通しです。
- ①2025年3.2%の成長
- ②2026年2.9%へ、少しゆっくりに
- ③2027年3.1%へ、少し持ち直す
ポイント
- 世界の成長のペースは、今年3.2%、2026年2.9%、2027年3.1%と予想されている
- 物価の上がり方は、今年の3.4%から2026年は2.9%、2027年は2.5%へ下がる予想
- 貿易の壁が高くなることや、AIへの期待がはずれることが、心配なこととして挙げられている
ことばの意味
- 成長率
- 国の中で1年間に生み出されたモノやサービスの合計が、前の年より何%増えたか
- OECD
- 経済の政策を話し合う国際機関
The global economy has proved resilient this year but underlying fragilities remain, according to the OECD’s latest Economic Outlook. The Outlook projects global growth slowing from 3.2% in 2025 to 2.9% in 2026, before picking up to 3.1% in 2027.
経済ニュースは公表された統計・見通しの紹介であり、投資の勧誘や売買の助言ではありません。数値は公表時点のもので、改定されることがあります。
この記事は官公庁の公表資料を要約・解説したもので、個別の事案への助言ではありません。制度は改正されることがあるため、実際の手続きや判断は必ず公表元の最新の資料や、税理士・社会保険労務士などの専門家にご確認ください。