指標の読み方: 「指数132.4」は何と何をくらべた数字か「132.4」は数ではなく、むかしの何倍かを表す数字
10月30日に公表された既存住宅販売量指数は132.4、法人取引量指数は290.1でした。どちらも2010年平均を100とした指数です。132.4は「2010年平均の1.324倍」、290.1は「2.901倍」という意味で、件数そのものではありません。消費者物価指数や企業物価指数も同じ作りなので、指数の見方を一度押さえておくと公表資料が読みやすくなります。
- 令和8年7月の既存住宅販売量指数(合計)
- 132.4
- ÷ 基準(2010年平均)
- 100
- 2010年平均に対する水準
- 約1.32倍
要点
- 指数は「基準にした時点=100」として、いまがその何倍かを表す数字。既存住宅販売量指数・法人取引量指数はいずれも2010年平均=100
- 既存住宅販売量指数の合計は132.4で、2010年平均の約1.32倍の水準。法人取引量指数の合計は290.1で約2.90倍の水準
- 指数の数字が大きいほど「よい」わけではない。何を数えた指数かが違えば大小をくらべても意味がない(132.4と290.1は別のものを数えている)
- 「前月比0.2%増」は水準ではなく動きを示す数字。水準(132.4)と動き(0.2%増)は分けて読む
- 基準年が変わると指数の数字も変わる。過去の資料と並べるときは基準年が同じかを確かめる
実務での対応
- 指数を資料に引くときは、必ず「基準年=100」の注記を一緒に書き写す
- 別々の指数を並べたグラフを作るときは、水準の大小ではなく同じ基準年からの変化率で並べる
国が出す統計には「指数」という数字がよく出てきます。これは、ある年を100と決めて、いまがその何倍かを表したものです。10月30日に出た数字では、個人が買った中古住宅の量が132.4、会社が関わった売り買いの量が290.1でした。2010年の平均が100なので、132.4はその1.32倍、290.1は2.9倍ということになります。
ポイント
- 指数は「ある年を100」と決めて、いまがその何倍かを表す数字
- 132.4は2010年の平均の約1.32倍、290.1は約2.9倍という意味
- 数えているものが違う指数どうしは、数字の大小をくらべても意味がない
ことばの意味
- 指数
- ある時点を100として、いまがその何倍かを表す数字
- 基準年
- 100と決めた年。これが違うと、同じものでも指数の数字が変わる
経済ニュースは公表された統計・見通しの紹介であり、投資の勧誘や売買の助言ではありません。数値は公表時点のもので、改定されることがあります。
この記事は官公庁の公表資料を要約・解説したもので、個別の事案への助言ではありません。制度は改正されることがあるため、実際の手続きや判断は必ず公表元の最新の資料や、税理士・社会保険労務士などの専門家にご確認ください。