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2026年11月6日 財務省 経済ニュース(日本・世界)

指標の読み方: 国庫短期証券の入札結果(応募額と価格・利回り)国が3か月だけお金を借りるしくみと、値段と利回りの関係

財務省が11月6日に公表した国庫短期証券(第1417回)の入札結果は、応募額10兆3,471億円に対して募入決定額2兆3,832億9,000万円、平均価格99円66銭7厘9毛(利回り1.2410%)でした。国が3か月ほどの短い期間で資金を借りる仕組みで、公表される数字は多くありません。応募額と決定額の比、価格と利回りの向きという2つの見方を押さえると読めます。

第1417回の応募額と募入決定額
応募額103,471億円
募入決定額23,832.9億円

要点

  • 入札日は令和8年11月6日、償還期限は令和9年2月15日。11月から2月までの3か月ほどで満期になる、期間の短い証券である
  • 応募額は10兆3,471億円、募入決定額は2兆3,832億9,000万円。応募額は決定額の約4.3倍で、買いたい側の希望が実際に発行された額を大きく上回った
  • 平均価格は99円66銭7厘9毛で100円を下回る。償還時に受け取る100円との差(約33銭)が利息にあたる形で、別に利率が付く債券とは受け取り方が違う
  • 平均価格の利回りは1.2410%、最低価格99円66銭6厘0毛の利回りは1.2481%。価格が低いほど利回りは高く、価格と利回りは反対の向きに動く
  • この2つの価格の差は1厘9毛(0.0019円)だが、利回りの差は0.0071%。期間の短い証券では、わずかな価格差が利回りの差として表れる
対象:短期の資金調達・余資運用の金利水準を見る経営者と財務担当者。金利の動きを仕入や設備投資の判断材料にする人

実務での対応

  • 自社の短期借入の利率や当座・定期の金利と、同じ時期の国庫短期証券の利回りを並べて、短期金利の水準を把握する
  • 「債券の価格が下がった」という表現を見たら、利回りは上がっていると読み替える習慣をつける
注意:この記事は公表された入札結果の数字の読み方の説明で、購入の勧誘ではなく、今後の金利の予想もしていません。約4.3倍という比と約33銭という差は、公表された応募額・募入決定額・価格から計算した概数です。

国が短い期間だけお金を借りるときに出すのが、国庫短期証券です。11月6日に入札で決まった分は、令和9年2月15日に返す約束で、平均99円66銭7厘9毛の値段で買われました。100円で返ってくるものを100円より安く買うので、その差が受け取る利息になります。安く買えた人ほど、もうけの割合(利回り)は大きくなります。

平均の値段で買ったときの差(1枚あたり)
償還のときに受け取る金額
100円00銭
買うときの平均の値段
99円66銭7厘9毛
差(利息にあたる分)
約33銭

ポイント

  • 国庫短期証券は、国が3か月ほどの短い期間だけお金を借りるためのもの
  • 100円で返ってくるものを100円より安い値段で買う。その差が利息にあたる
  • 値段が安いほど利回りは高くなる。値段と利回りは反対の向きに動く
たとえば:100円で返ってくる券を99円66銭7厘9毛で買うと、差は約33銭です。この33銭が、3か月あまり待ったことに対して受け取るお金になります。

ことばの意味

国庫短期証券
国が短い期間だけお金を借りるために出す証券。今回の分は令和9年2月15日に返す約束
利回り
出したお金に対して1年あたりどれだけ受け取れるかの割合
入札
買いたい人が値段と金額を出し合って、売る相手を決めるやり方
出典(公表元)
公表元の確認日:2026年11月7日

経済ニュースは公表された統計・見通しの紹介であり、投資の勧誘や売買の助言ではありません。数値は公表時点のもので、改定されることがあります。

この記事は官公庁の公表資料を要約・解説したもので、個別の事案への助言ではありません。制度は改正されることがあるため、実際の手続きや判断は必ず公表元の最新の資料や、税理士・社会保険労務士などの専門家にご確認ください。

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