令和7年度の北九州市の企業誘致:進出企業の投資決定額7,777億円で過去最高、IT企業49社北九州市に来る会社がふえて、新しいオフィスビルも建っていきます
北九州市は令和8年6月に、令和7年度の企業誘致とU・Iターンの実績を公表しました。進出企業の投資決定額は7,777億円、IT企業の進出・増設は49社、U・Iターン就職決定者は298人で、いずれも過去最高とされています。市は課題として、国際環境、産業用地の確保、オフィス需要への対応を挙げ、新たなオフィスビルの竣工予定も示しました。
要点
- 進出企業の投資決定額は令和7年度に7,777億円(過去最高)。令和6年度は3,886億円、令和5年度は2,581億円
- IT企業の進出・増設は49社(過去最高)。新規雇用者は30代以下が8割で、そのうち女性が6割
- U・Iターンの就職決定者は298人(過去最高)。10〜20代は171人で前年度比2倍、女性は125人で前年度比1.5倍
- 市は好調の理由に、災害リスクの少なさ・充実した物流インフラ・豊富な理工系人材を挙げ、今後の課題に、国際環境(中東情勢など)・産業用地の確保・オフィス需要への対応を挙げた
- 新たなオフィスビルとして、小倉京町センタービル(地上11階・延床面積7,974㎡)が令和8年10月竣工予定(入居率は約6割内定)。小倉と黒崎でも令和9年7月・令和11年夏の竣工予定のビルがある
実務での対応
- オフィス・産業用地の需要が強まっているため、事務所や用地の確保・賃料の見直しの時期を、市の誘致の動きを踏まえて検討する
- 採用やU・Iターン人材の受け入れを考える場合は、市の企業交流会などの取り組みを確認する
北九州市には、新しく工場やオフィスをつくる会社が集まっています。2025年度は、会社が「ここにお金を使う」と決めた金額が7,777億円と、過去で一番多くなりました。ほかの地域から北九州市で働きに来る人も、これまでで一番多い298人でした。
- 令和8年10月小倉京町センタービル(地上11階)が完成予定
- 令和9年7月小倉で、もう1つの新しいオフィスビル(地上11階)が完成予定
- 令和11年夏黒崎で、新しいビル(仮称。地上12階)が完成予定
ポイント
- 会社が北九州市に使うと決めたお金は、7,777億円で過去最高でした
- パソコンやネットの仕事をするIT企業が49社、新しく来たり、仕事の場所をふやしたりしました
- オフィスが足りなくなってきているので、新しいオフィスビルが小倉と黒崎でつくられます
ことばの意味
- 企業誘致
- 町が会社に「うちに来てください」と呼びかけて、来てもらうこと
- U・Iターン
- ほかの地域から、ふるさとや新しい町にもどったり、移り住んで働いたりすること
この記事は官公庁の公表資料を要約・解説したもので、個別の事案への助言ではありません。制度は改正されることがあるため、実際の手続きや判断は必ず公表元の最新の資料や、税理士・社会保険労務士などの専門家にご確認ください。